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札幌の新常識!夜に楽しむ「シメパフェ」文化とは

──なぜ“飲んだ後にパフェ”なのか、その魅力に迫る
札幌の夜の街を歩いていると、深夜にもかかわらずパフェを美しく並べた店の前に行列ができている光景に出会うことがあります。「え、こんな時間にパフェ?」と驚く道外客も多いですが、札幌ではこれがすでにひとつの“文化”。
この夜のパフェ文化、通称 「シメパフェ」 は、近年ではガイドブックにも必ず載るほどの人気を獲得し、市民はもちろん観光客にも愛されています。
本記事では、北海道・札幌が誇るシメパフェ文化の魅力や誕生の背景、そしてぜひ訪れたいおすすめ店まで、たっぷりとご紹介します。
シメパフェって何?
「シメパフェ」とは、飲み会の最後に食べる“締め”として味わうパフェのこと。
通常、飲み会のシメと言えばラーメン・おにぎり・雑炊など“しょっぱいもの”を連想しますが、札幌では甘いパフェを楽しむ人が多く、夜の定番デザートとして定着しています。
深夜まで営業する専門店も多く、夜22時以降に最も混み合うという現象が起きるほど。
札幌の人にとってシメパフェは、“1日の終わりにほっと心を落ち着けるご褒美時間”。
単なるデザートではなく、「余韻を味わう文化」として根付いているのです。
札幌ではなんで飲んだ後にパフェなの?
なぜ札幌では、飲み会のあとにパフェが選ばれるのでしょうか?
その理由は大きく3つあります。
① 北海道の“素材力”が段違いに強いから
北海道は乳製品王国。
新鮮な牛乳・生クリーム・バター・フルーツを贅沢に使えるため、パフェのクオリティが高く、そもそも「パフェに強い土地」です。
地元の食材を活かしたパティシエが多いこともあり、夜でも本格的で華やかなパフェが楽しめます。
② 胃に優しい“甘さ”が欲しくなる?
北海道の冬の寒さは厳しく、体が温かさや癒しを求める傾向があります。
「飲んだあと、なぜか甘いものが欲しくなる」という人が多く、それがパフェ文化につながったとも言われます。
特にクリームやフルーツを使ったパフェは、アルコールで疲れた胃に負担が少なく、すっと食べやすいのもポイント。
③ おしゃれで落ち着いた空間で“語り直し”ができる
札幌のシメパフェ文化を牽引しているのは、カフェのように落ち着ける空間で過ごせる専門店の存在。
夜の喧騒から離れ、友人・恋人とゆったり会話を楽しめる場所として人気に。
「もう少し話したいけど、コーヒーだけだと物足りない…」
そんな時に“パフェ”がちょうど良いのです。
お酒のあとは普通はラーメン?札幌はどっちもアリ!

全国的に見ると「飲み会=ラーメンで締める」という文化が定番です。
もちろん札幌もラーメン文化が強く、「シメラーメン」も今も根強い人気があります。
ただし、近年は「ラーメンよりパフェ派」という人も確実に増加中。
理由は、
• 夜遅い時間でも甘いものが軽く入る
• パフェは胃もたれしにくい
• 女性同士でも入りやすい
• デートの最後にちょっと特別感がある
など、ラーメンとは違った魅力が再評価されているためです。
特に観光客からは
「ラーメン・スープカレー・ジンギスカンと並んで、シメパフェも札幌名物にしたい」
という声も多く、名実ともに“札幌の夜の顔”となっています。
札幌のシメパフェ文化を支える人気店
ここからは、札幌でぜひ訪れたいおすすめのシメパフェ店をご紹介します。
どのお店も夜遅くまで営業しており、札幌の夜パフェ文化を体感できる名店ばかりです。
パフェ、珈琲、酒『佐藤』 — シメパフェの代表格
シメパフェと言えばまず名前が挙がる超人気店。
雑誌やテレビでも多く紹介され、行列必至の名店です。
特徴は、和の要素を取り入れた上品な仕上がりのパフェ。
季節のフルーツをふんだんに使い、甘さ控えめで大人でも最後まで飽きずに楽しめる味わいが魅力です。
さらに、店名の通りコーヒーやアルコールも提供しており、落ち着いた大人の空間が広がっています。
シメパフェ初心者にもまずおすすめしたい一店。
INITIAL(イニシャル)— フルーツ×パティシエ技術の絶妙なバランス
すすきの近くにある、フルーツを主役にした華やかなパフェが人気の「INITIAL」。
グラスの中にメレンゲ・アイス・クリーム・ソースなどを丁寧に層に重ねた、まるでアートのような一杯が楽しめます。
甘さは比較的控えめで、素材の風味を生かした大人の味わい。
ワインやシャンパンと合わせる人も多く、“夜パフェ”の楽しみ方が広がるお店です。
夜パフェ専門店 Parfaiteria PaL(パル)— シメパフェの“革命児”
札幌のシメパフェブームを牽引した名店のひとつ。
メニュー名やデザインがとても個性的で、SNS映えするパフェが多いことでも有名です。
特に、季節のフルーツを大胆に使用した贅沢な仕上がりは唯一無二。
見た目よし、味よし、食感のバランスも絶妙で、パフェという存在を再定義したといっても過言ではありません。
夜遅くまで行列ができることも多いため、時間に余裕をもって訪れてみてください。
ななかま堂 — 和素材を生かしたやさしいパフェ
“和パフェ”を楽しめるとして人気の「ななかま堂」。
黒蜜、ほうじ茶、あずき、蕎麦茶、抹茶など、北海道×和食材を活かした上品な一杯は、他ではなかなか出会えない味です。
甘さはとても控えめで、飲んだ後でも軽く食べられるのが特徴。
静かな店内でゆっくりと語り合える雰囲気があり、大人のシメパフェ時間にぴったりです。
シメパフェは“夜のご褒美”。札幌の旅の最後にぜひ

札幌のシメパフェ文化は、単に甘いものを食べるだけでなく、「1日の終わりをちょっと特別にしてくれる」魅力があります。
・北海道の素材が生む高いクオリティ
・落ち着けるカフェ空間
・飲んだあとでも食べたくなる優しい甘さ
こうした要素が重なり、札幌独自の“夜文化”として確立されました。
観光で訪れた際は、ジンギスカンやラーメン、スープカレーを楽しんだ後の締めとして、ぜひ一度シメパフェも味わってみてください。
きっと、札幌の夜をもっと好きになるはずです。

